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任意保険基礎知識

契約前に、知っておきたい、任意保険。

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さて、中古車購入の基本的な手続きは、「How to クルマ購入」を参考に、販売店の方との商談の中で相談しながらやっていけば、間違いないだろう。ところが、任意保険の手続きとなると、少し違ってくる。自分の意志がしっかりしていなければ契約で迷うし、また迷わないためには任意保険についての知識もある程度必要になってくる。現在の任意保険は、保険の自由化で契約の内容もより多様化し充実するとともに、分かりにくくなっているのも事実だ。その中から自分にピッタリの安心できる契約内容を探し出さなければならない。現実、万一の事故の際、自賠責保険だけでは補償しきれない可能性が非常に高い。自賠責の死亡補償は最高で3,000万円であるのに対して、実際の賠償額は1億を超える場合もある。また、自賠責には、対物、車両等の補償もない。もはや任意保険は任意というわけにはいかないクルマ社会であることを自覚し、さらにドライバーとしての責任ある態度として任意保険の加入は必須なのである。

保険会社の種類と特徴。

●従来からの損保会社
全国に支店があるため、代理店の数も多く、ディーラー、SS、カーショップなど加入窓口が多い。また、事故が起こった場合の損害調査拠点も多く、全国にサービス体制が整っているのがメリットである。しかしながら、保険料がJA、全労済に比べ高めの傾向にあり、割引サービスも積極性にやや欠ける。

●外資系保険会社
通信販売や10%割り引きなど、新しいサービスを積極的に展開している。基本的な保険内容は国内損保と基本的に同様である。支社、代理店の数は国内損保に比べ少ないため、加入窓口が近くにない地域もあるが、通信販売やインターネットの導入でカバーしている。

●生保系損保会社
平成9年に登場した新しい会社である。親会社が生命保険会社であるため、ノウハウは充分蓄積されているといえる。保険そのものは国内保険と同じ。通信販売や10%割引などもある。新しい会社なので、損害調査拠点が少ない。

●JA
損保に比べ掛け金が安い。セット契約単独契約ができる上、加入金額も広く選択できるなどの魅力がある。しかし、加入窓口が全国にあるものの数が少なく、実際には利用できないというケースもある。

●全労災
損保に比べるとやはり掛け金が安い。基本的には、出資金を払えば、誰でも加入できる。加入窓口も損保ほど多くなく、セット契約となるなど、契約のパターンが限定される。

任意保険の種類と内容。

●対人賠償保険
相手のクルマに乗っている人、通行人、あるいは自分のクルマに乗っている他人を死傷させた場合に支払われる保険。自賠責保険で足りない分について、加入保険金額を限度に支払らわれる。ドライバー本人やその家族は他人と見なされないため、補償の対象とならない。

●対物賠償保険
他人のクルマやガードレール、電柱、家、店舗など、他人の財物を壊し損害を与えた場合に支払われる保険。被害を受けた物の損害および代車費用などの間接損害の賠償金から免債金額を差し引いた金額で、加入保険を限度に支払われる。踏み切りや信号機などに損害を与えた場合、かなり高額な補償金となることもあるので、加入保険金額についてはよく考えて決めよう。自分のクルマの修理費は対象外である。

●搭乗者損害保険
ドライバー本人や搭乗者に対して支払われる。 相手のあるなし、過失割合、社会保険金、生命保険金、加入者の賠償金、自賠責保険にも関係がない。ケガの場合は入院・通院治療日数に応じて医療保険金が、後遺障害の場合は死亡保険金が支払われる。例えば、クルマにのろうとしてドアに指を挟んだ場合なども搭乗中とみなされ対象となる。

●自損事故保険
ガードレールや電柱などに自分でぶつかるなどの相手のいない単独事故や、相手がいても自分に100%過失がある場合など、自賠責保険から保険金を支払われない時に、ドライバー本人や搭乗者に支払われる。

●無保険車障害保険
事故の相手が保険未加入者だったり、加入していても加入金が少なく充分な賠償を受けられない場合に、ドライバー本人や搭乗者の傷害・死亡に対して支払われる。引き逃げの場合もOK。

●車両保険
自分の損害を補償するもの。相手がいれば相手の対物で保険で修理代が支払われるが、自分に過失があればその分が差し引かれるし、単独事故の場合には自分で車両保険に入っていなければどこからも支払われないため、検討が必要となる。補償範囲によって、次の4つの契約方法がある。

  1. 一般の車両保険(オールリスク)
  2. 自動車相互間衝突危険担保特約付車両保険(エコノミー車両保険)+車両危険限定A
  3. 自動車相互間衝突危険担保特約付車両保険(エコノミー車両保険)
  4. 車両危険限定A

■自家用自動車総合保険(SAP=Special Automobile Policy)
自家用の普通・小型・軽四輪乗用車および小型車・軽四輪貨物車の5種類が対象で、「対人賠償保険」「対物賠償保険」「搭乗者損害保険」「自損事故保険」「無保険車障害保険」「車両保険」の6つの保険が基本契約としてセットされている。対人だけでなく、隊物事故の場合にも示談交渉サービスが受けられるなどの特色がある。

■自動車総合保険(PAP=Package Automobile Policy)
すべての用途・車種の自動車、二輪自動車も加入できる。つまり加入制限がない。「対人賠償保険」「対物賠償保険」「搭乗者損害保険」「自損事故保険」「無保険車障害保険」が基本契約としてセットされ、「車両保険」は任意である。示談交渉サービスは、対人賠償事故に限られる。

■一般自動車保険(BAP=Basic Automobile Policy)
各保険のセット契約ではなく「対人賠償保険」「対物賠償保険」「車両保険」を単独あるいは自由に組み合わせて契約できる。示談交渉サービス、無保険車傷害保険、ファミリーバイク特約などはない。自損事故保険は対人保険に自動付帯、搭乗者損害保険は、対人、対物、車両のいづれかに付帯する保険なので、単独契約はできない。

■自動車運転者損害賠償責任保険(ドライバー保険)
運転免許は持っているが、自動車は持っていないという場合で、他人のクルマ(レンタカーを含む)を借りて運転する場合の事故に備えて運転する場合の事故に備えて加入できる保険。「対人賠償保険」「対物賠償保険」「搭乗者損害保険」「自損事故保険」に契約できる。自損事故保険は対人に自動付帯、搭乗者損害保険は対人または対物に任意付帯となる。借用自動車に保険契約がある場合も、ドライバー保険からの支払いが優先される。

自動車保険(SAP/PAP/BAP)の特徴
  自家用自動車総合保険
(SAP)
自動車総合保険
(PAP)
一般自動車保険
(BAP)
対象車種 自家用普通・小型・軽四輪乗用車・自家用小型・軽四輪貨物車の5車種 すべての車種 すべての車種
契約方法 1:対人賠償保険 1〜6をワンセットで











自家用5車種に付帯
1〜5をワンセットで 希望により契約
希望により契約
2:対物賠償保険
3:搭乗者傷害保険付帯 希望により対人、対物、車両のいづれかに
4:自損事故保険 対人賠償保険に自動付加
5:無保険車障害保険 なし
6:車両保険 希望により付帯 希望により契約
ファミリーバイク特約 自家用5車種に付帯 自家用5車種に付帯
示談交渉サービス 対人、対物事故時に受けられる 対人事故時に受けられる 受けられない
対物賠償保険免責金額 なし 0または3万円 3万円、5万円、10万円
車両免責金額 7〜16等級 5-10万円
(車両免ゼロ特約可)
7-10万円 7-10万円
その他 7-10万円 7-10万円 7-10万円
最低保険金額 対人賠償 5000万円 2000万円 なし
対物賠償 200万円 100万円 なし
搭乗傷害 300万円 200万円 なし
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